皇国の守護者

皇国の守護者 1 (ヤングジャンプコミックス)

皇国の守護者 1 (ヤングジャンプコミックス)

マンガから入り、今小説を全部読み終わった


……ポロポロと心から大事な物がこぼれていく感覚
こぼれて消えて、空虚になる心
主人公の様々な心情に感情移入した
この話は英雄の物語である。
そう断言しておきながらも、言い様の無い物悲しさを感じる物語でもあった
救われないという事実と生きていくしかないという結論を胸に
今日も新城直衛は戦い続け、人々の英雄であり続ける




この物語は9巻で止まっている
止まっている理由はなんとなく察しが着く
このままでは歴史を動かす事ができても
ドラマを動かす事は出来ない
9巻の結果により主人公の葛藤の根源が除かれてしまったため
人間関係をさらに動かす必要がある
そのあたりの操作に手間取っているのだろう


追い詰めるには駒が足りず、幸せにするには安易過ぎる
何はともあれ続刊を期待しつつ、物語の考察をここで止める


御馳走様でした